内向型・HSPの自分に、向いている仕事なんてあるの？
自分に合う職場で働きたい。
と悩んだことはありませんか？
この記事ではこのような悩みを解決できます。
・内向型、HSPの自分に、向いている仕事はあるのか
・内向型、HSPに向いている具体的な仕事10選
・内向型、HSPが仕事を選ぶときのポイント
本記事の著者
「内向型」や「HSP」の特性を持つ人は、仕事選びに悩む傾向にありますが、実は内向型・HSPの強みを活かせる仕事はたくさんあります。
さらに、内向型・HSPが仕事選びで気をつけるべきポイントや、適職に出会うためのヒントも解説していきます。
自分に合った働き方を見つけて、充実した毎日を送りましょう。
私も過去、営業職をしていた時はずっと悩んでましたが、今は楽しく仕事ができています。
はじめに：内向型・HSPの特性
内向型とは？
内向型とは、興味や関心が自分の内面に向く性格を指します。
そのため、以下のような特徴があります。
・少人数での深い会話を好む：表面的な会話や大勢での会話に疲れやすい
・一人で集中する作業が得意：読書や執筆、データ分析など、黙々と取り組む作業に向いている
・考えを整理してから話す：即興の会話が苦手で、しっかり考えてから発言したい
「飲み会で大勢の人と会話するよりも、親しい友人と静かにカフェで話す方が好き」
「週末は一人で読書をして過ごしたい」
「自宅で1人の環境で働いた方がパフォーマンスが上がる」
内向型についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
HSPとは？
HSPは、日本語では「とても敏感な人」とも訳され、感受性が非常に強く、環境の変化や人の感情に敏感に反応する特性を持っています。
HSPの人は、以下のような特徴があります。
・他人の感情を察知しやすい：相手の表情や声のトーンから気持ちを読み取ることができる
・深く考えすぎる：物事をじっくり考えるため、決断に時間がかかることがある
・過剰に刺激を感じやすい：何気ない些細なことでも、過剰に刺激を受けやすい
「オフィスで隣の人がイライラしているのが気になって、自分の作業に集中できない」
「自分がした発言で、相手に嫌な思いをさせていないか考える」
「咄嗟な判断が求められる会話が苦手（電話など）」
感覚が鋭いために、日常生活でもストレスを感じやすいのがHSPの特徴です。
内向型・HSPに共通する悩み
内向型とHSPは、似ている部分が多いため、両方の特性を持つ人が多く存在します。
実際、HSPの約70%が内向型と言われています。
なので、内向型・HSPに共通する悩みを理解することで、自分に合った働き方や環境を見つけやすいです。
次の章では、それぞれの悩みについて解説していきます。
人間関係や職場環境でのストレス
内向型やHSPの人は、表面的な会話や大勢の人との交流がストレスになることがあります。
会議や飲み会の会話に参加することが苦痛だったり、上下関係の厳しい職場環境では緊張感を感じやすい傾向があります。
また、ちょっとした言葉のニュアンスや表情から、相手の機嫌や意図を過剰に気にしてしまいます。
「飲み会で周りが盛り上がっている中、自分だけ会話に入れず、孤立感を感じることがある」
「誰かに冷たい態度を取られると、必要以上に深く考えてしまい、仕事に集中できなくなる」
自分は、会議の人数が増えれば増えるほど苦痛になります。
人間関係に敏感で、ストレスを感じやすいのが特徴です。
話すのが苦手、コミュニケーションへの不安
内向型やHSPの人は、自分の考えをまとめて話すのが難しい、または沈黙を恐れて無理に話題を作ろうとして疲れてしまうことがよくあります。
特に即興での会話が苦手で、質問されてすぐに答えるのが難しいといった特徴もあります。
「プレゼン中に質問されると、頭が真っ白になってしまう」
「雑談で会話が途切れると、焦って無理に話題を見つけようとしてしまう」
咄嗟な判断が求められる「電話」も苦手な人が多いと思います。
このように、コミュニケーションに対する不安が強いことが多いです。
周囲の環境への敏感さ
HSPは、周囲の環境に非常に敏感です。
雑音が多い環境では、集中力が削がれてしまい、結果的に疲労感が増してしまいます。
特に周りに人がいると集中力が発揮できなくなったり、少しでも物音がするとストレスを感じてしまうことがあります。
「オフィスで人影や物音の音が気になって、仕事に集中できない」
「通勤電車で人の視線を感じて、ストレスになる」
次の章では、内向型・HSPが活躍できる職場環境の特徴や、仕事選びのポイントについて詳しく解説していきます。
仕事選びのポイント：内向型・HSPが活躍できる職場環境とは
内向型・HSPの人が無理なく、自分らしく働ける職場環境を見つけるためには、仕事選びのポイントを押さえることが大切です。
ここでは、内向型・HSPが活躍できる職場環境の特徴について詳しく解説します。
静かで落ち着いた環境
静かで落ち着いた作業環境は、内向型・HSPの人にとって働きやすい職場環境です。
内向型の人は、外部の刺激が少ない環境で集中力が高まり、深く考えることができます。
また、HSPの人は周囲の刺激に敏感であるため、賑やかなオフィスや雑音の多い環境では疲労感が増してしまいます。
一人で集中できる業務内容
一人で集中して取り組める業務内容は、内向型・HSPの人が最も力を発揮できる働き方です。
内向型の人は、一人で考え、計画し、実行することが得意です。
また、HSPの人は他人の感情や言葉に敏感に反応するため、会話や交渉が多い業務では疲れやすくなります。
なので、一人で集中して作業できる仕事であれば、他人の影響を受けにくく、自分のペースで作業に没頭できます。
・一人で作業できる（例：執筆、データ分析、プログラミング）
・デスクワーク（例：リサーチ、資料作成）
・コミュニケーションが最低限（例：メールでのやり取りが中心）
在宅勤務が可能
内向型・HSPの人は、人の顔色を伺う習性があり、他人のペースに合わせると疲れやすい特徴があります。
そのため、自分のペースで働くことで、ストレスを最小限に抑えられます。
在宅勤務は快適な環境を自由に作れるため、ストレスを軽減できます。
自分に合った環境を作れる（例：無音、リラックスできる音楽）
人間関係のストレスを減らせる（例：雑談や人間関係に気を使わなくて済む）
自分のリズムで休憩を取れる（例：疲れたら休憩し、集中力を維持）
内向的・HSPの人が合わない職場環境で働くと
内向型・HSPの人は、自分の特性を理解せずに外向的な振る舞いをすると、ストレスが溜まりやすく、自己肯定感が低下してしまうことがあります。
私も営業職だった時、プレゼンや会話が苦痛で「自分はダメだ」と感じていました。
自分を否定するのではなく、自分の特性を受け入れ、それを強みに変えることが、内向型・HSPの人が活躍できるかのポイントだと考えます。
次の章では、内向型・HSPの特性を活かせる具体的な仕事について、詳しくご紹介します。
内向型・HSPに向いている仕事10選
内向型・HSPの人が無理なく、自分らしく働ける仕事を選ぶためには、特性を活かせる職業を選ぶことが重要です。
ここでは、内向型・HSPに向いている仕事を10種類紹介します。
Webライター
Webライターは、一人で集中して作業でき、コミュニケーションが必要最低限で済みます。
内向型・HSPの特性を活かして、読者の気持ちを考えた共感性の高い文章が書くことができます。
また、納期さえ守れば、作業時間や場所を自由に選べるため、自分のペースで集中して執筆できるという特徴もあります。
・ブログ記事の執筆
・商品レビューやPR記事の作成
・シナリオライター
会話が苦手でも、自分の言葉で読者に思いを伝えることができます。
Webライターは一人で集中して作業ができ、自分のペースで進められるため、内向型・HSPの人にピッタリの仕事です。
エンジニア（プログラマー）
エンジニア（プログラマー）は、コードを書く作業が中心で、基本的にはパソコンに向かって黙々と作業するため、他人の影響を受けにくくコミュニケーションも最小限です。
また、内向型の深く考える力やHSPの細かいミスに気づく繊細さを活かせます。
・Webアプリケーションの開発
・システムエンジニア
・ゲームプログラマー
コードを書き、エラーを解決していく作業が多いため、対話が苦手な人でも力を発揮できます。
エンジニア（プログラマー）は、一人で集中して論理的に考えることができ、コミュニケーションが最小限で済むため、内向型・HSPの人に向いています。
Webマーケター
Webマーケターは、データを分析し戦略を立てる仕事です。
深く考える力を活かして、データに基づいた戦略を立てたり、ユーザーの行動パターンを読み解くことができます。
・SEOマーケティング：検索エンジンの動向を分析し、キーワード戦略を考えます
・データ解析：Webサイトのアクセス解析を行い、ユーザーの行動を読み解きます
・SNSマーケティング：InstagramなどのSNSを活用して、ブランド認知や売上増加につなげます
データを見ながら市場の動きを予測し、戦略を立てることが求められます。
Webマーケターは、一人でデータを分析し、戦略を練る作業が多いため、内向型・HSPに向いています。
デザイナー（Webデザイン・グラフィックデザイン）
デザイナー（Webデザイン・グラフィックデザイン）は、一人で集中して創作に没頭できます。
内向型・HSPの人は感受性が豊かであるため、繊細な色使いや細部へのこだわりを活かしたデザインができます。
また、黙々と1人で作業することが多いため、在宅勤務も可能です。
・Webデザイン：Webサイトのレイアウトや配色を考える
・グラフィックデザイン：ポスターや広告のデザインを作成
・UI/UXデザイナー：Webサイトやアプリの使いやすさを設計
割と自分の周りのデザイナーさんも、内向的な人が多い印象です。
デザイナーは、一人で集中して作業ができ、クリエイティブな感受性を活かせるため、内向型・HSPにピッタリの仕事です。
校正・校閲
校正・校閲は、文章の細かいミスを見つける作業が中心であり、一人で集中して取り組めます。
基本的には、文章を黙々とチェックする作業であり、他人とのコミュニケーションが少ないため、静かな環境で一人で集中できます。
内向型・HSPの人は、細部に敏感で注意深いため、誤字脱字や表現の不自然さに気づきやすく、高品質な文章を作成できます。
・出版物の校正
・広告のコピーチェック
・法務文書の校閲
注意深く、正確な作業を得意とする人にピッタリの仕事です。
ハンドメイド
ハンドメイドは、一人で作業に没頭できて自分のペースで作業を進められるため、他人に気を遣う必要がなく、ストレスが少ないです。
オンラインショップでの販売が中心のため、対面での接客が苦手でも問題なしです。
・アクセサリー作家
・ハンドメイド雑貨の販売
独自性を活かせる仕事で、かつ対面のコミュニケーションが少ないため、一人の時間を楽しめる人に最適です。
データ入力・事務職
データ入力・事務職は、一人で黙々と作業ができ、対面でのコミュニケーションが少ない仕事です。
データ入力は決められたフォーマットに沿って、正確に情報を入力する作業が多く、ルーチンワークが中心のため、集中して取り組むことができます。
・データ入力業務
・一般事務
・経理補助
データ入力・事務職は、一人で黙々と作業ができ、ルーチンワークに集中できるため、内向型・HSPに最適です。
イラストレーター
イラストレーターは、アイデアを考え、一人で絵を描く作業が中心のため、納期さえ守れば自分のペースで作業を進められます。
・Webイラスト
・キャラクターデザイン
・絵本作家
イラストレーターは、一人で作業に没頭でき、独自の感性を表現できるため、内向型・HSPの人に向いています。
トラックドライバー・配送業
トラックドライバー・配送業は、一人で運転する時間が長く、人間関係のストレスが少ないです。
運転中は一人の時間が確保されるため、対人コミュニケーションのストレスがほとんどありません。
また、決められたルートを自分のペースで進められるため、自由度が高く、プレッシャーが少ないです。
・宅配便のドライバー
・長距離トラックドライバー
トラックドライバー・配送業は、一人で過ごす時間が長く、人間関係のストレスが少ないため、内向型・HSPに最適です。
10. 動画編集
動画編集は、YouTubeや広告動画を編集する職種で、ひとりで黙々と作業したい人におすすめの仕事です。
また、多くの動画編集者がフリーランスとして活動しています。
・YouTubeの動画編集
・リール動画の編集
動画媒体の需要は、今後ますます伸びていくことが予想されています。
コツコツと1人で作業ができる動画編集は、内向型・HSPの人におすすめの仕事といえます。
【未経験OK】内向型・HSPにWebマーケターがおすすめの理由
内向型・HSPでも活躍できる仕事をしたいと考えている方には、未経験からでも働きやすい、「Webマーケター」をおすすめしています。
Webマーケターとはどんな仕事か
Webマーケターとは、インターネットを通じて商品やサービスを広め、売上を上げるための戦略を立て、実行する仕事です。
Webサイト運用、SNS、Web広告、メールマーケティング、コンテンツマーケティングなど、様々な手法を組み合わせて、商品やサービスを効果的に広める戦略を立てます。
こちらの記事でWebマーケターの仕事内容を紹介していますので、是非ご覧ください。
なぜWebマーケターなのか？
Webマーケターは、初心者からでも未経験で始めやすく、内向型・HSPの特性を活かせる仕事です。
特に、資格が不要で、在宅勤務が可能な点が大きな魅力です。
また、将来性があり、個人で働くという選択肢も選べるので、収入面の増加も期待できます。
資格が必要なく、未経験からでもOK
Webマーケターが未経験からでも始めやすい理由は、資格が不要だからです。
一般的な職業では、資格を取得しないと応募できなかったり、専門学校に通う必要があることが多いです。
ただ、Webマーケターは未経験でも応募できる企業が多くあります。
さらに、実務経験を積むハードルが低いことも魅力の一つです。
私は、Instagramを使って、フォロワーを増やす戦略を考えることで、マーケティング経験を積みました。
このように、未経験でも募集があることと、個人でも実績を積み重ねていけることが大きな魅力の一つです。
学ぶ環境が充実している
Webマーケターを目指す上での大きな魅力の一つは、学ぶ環境が充実していることです。
Webマーケティングは無料の情報が充実しているため、お金をかけずに学ぶことも可能です。
また、お金をかければ、スクールに入ることもできるので、学習で迷子になることは少ないです。
在宅勤務可能で、1人の時間を大切にできる
Webマーケターは在宅勤務が可能なため、一人で集中して作業することができ、内向型・HSPに最適です。
オフィスに通う必要がないため、自宅やカフェなど、落ち着ける場所でリラックスして仕事ができるのが魅力です。
将来性がある
Webマーケターは非常に将来性がある職業です。
理由としては、インターネットの利用率、インターネット広告費用は右肩上がりで、今後需要がますます増えていくからです。
成長産業の波に乗ることで、今後のキャリアアップや収入増加が期待できます。
Webマーケティングの将来性については、こちらの記事をご覧ください。
副業、独立しやすい
Webマーケターのスキルは、個人として働く上でも役に立ちます。
Webマーケティングのスキルを使えば、お客さんのマーケティングのサポートを行なったり、個人でブログやSNSの発信が可能になるので、副業や独立に活かすことができます。
副業で妻とSNSアカウントを運用して、収益を得ています。
このように、Webマーケティングのスキルは副業・独立しやすいスキルと言えます。
体験談：内向型・HSPの私でもWebマーケターの仕事をしてます
実際私も「内向型・HSP」ですが、本業で「Web広告運用」、副業で「SNSマーケター」として働いています。
元々は「営業職」で無理して仕事を続けましたが、最終的にうつ状態になり退職しました。
・コミュニケーションをとるのが苦手
・人前で話すのが億劫
・周りの顔色を伺いすぎて疲れる
・相手の高圧的な態度に萎縮する
今思うと内向的な自分の性格と「営業職」が全くマッチしていませんでした。
そこから紆余曲折あって、現在はWebマーケターとして働いてます。
Webマーケターに転職してからは、一人でデータを分析したり、戦略を考える時間が多く、対面でのコミュニケーションが少ないため、精神的な負担が大幅に減りました。
もちろん仕事で辛い時はありますが、「営業職」の時に感じていた辛さは格段に減り、今は楽しく働けています。
これもWebマーケターの仕事が、内向的・HSP気質な自分の性格とマッチしていることが要因だと思います。
私がWebマーケターになった経緯は、こちらに記載しています。
「内向型・HSPで仕事が辛い」と悩んでいる方に、自信を持っておすすめできる仕事です。
興味のある方は勇気を持って一歩踏み出してみてください。
未経験からWebマーケターになった方法や、具体的な学習方法も記載していますので、是非ご覧ください。
まとめ：内向型・HSPでも向いている仕事はある！
いかがでしたでしょうか？
内向型・HSPでも自分の特性を活かして、活躍できる仕事はたくさんあります。
まとめると、内向型・HSPでも活躍しやすい仕事はこちらです。
- Webライター
- エンジニア（プログラマー）
- Webマーケター
- デザイナー（Webデザイン・グラフィックデザイン）
- 校正・校閲
- ハンドメイド作家
- データ入力・事務職
- イラストレーター
- トラックドライバー・配送業
- 動画編集
これらの仕事は、
・人間関係や職場環境でのストレスを抱えやすい
・話すのが苦手、コミュニケーションへの不安がある
・周囲の環境への敏感さ
といった悩みを抱える、内向型・HSPの人にも活躍できる環境があります。
私が「Webマーケター」になった時には、「営業職」の時とは違う、働きやすさを感じました。
無理に外向的にならなくても、自分らしく働けることが、Webマーケターという仕事の魅力だと感じています。
「自分は内向型だからダメだ…」「HSPだから仕事が辛い…」と感じている方は、ぜひ一度、自分に合った職場環境や仕事を見つけてみてください。
無理をせず、自分らしく働ける道を見つけて、充実した毎日を送りましょう！
